ビルメン業界のプラットフォームnano+
 

フロアメンテナンスシステムnano+に量子技術をプラスし
【世界初】量子フロアメンテナンスシステム(QFS)へ進化しました
水の技術の応用した姉妹品Bath+もご好評頂いております

  • 名称未設定.001

ワックス塗布概論①

IMG_3968
↑の写真はワックス塗布する際にタイマーを仕掛けておき、乾燥時間の目安にしたスクリーンショットです。
既に歩けるようになって18分58秒でしたので非常に理想的な乾燥時間と言えます。
光沢がありすぎてまだ乾いていなかったのでしばらく様子を見ていたら既に乾燥していたパターンでしたので、触った感じだと14,15分くらいで乾燥していたようです。


前回までは完全密着するワックスというテーマでしたが、今回から4回に分けてワックス塗布についてのポイントです。
塗り方は作業の動画や図解に記してありますので、まずはそちらをご覧ください。
全体を同じ塗布量で塗ることで乾燥時間が揃うだけでなく、写像性や光沢度も変わります。
実際に比較して光沢度を測ったことがありますが、7ポイントほど差が出たこともありました。
塗り込むというよりは、垂らしたワックスを同じ量になるように塗り広げていくというイメージです。
なので、垂らしてモップをくるくる回して縦横に塗っていくという方法ではそうはならないのです。
わたし自身の作業の癖で動画のように塗布しているのではなく、すべて理由があって塗り方が決まっています。


そしてこのHPにある作業動画や作業の図解にある作業方法にすべて意味がありますから、自己流でそれを変えると当然そこから問題が発生します。
1つ変えるだけで大きな変化にはなりませんが、そのわずかな変化1つが1年、2年、3年とどんどん大きな変化というより大きな差になって広がっていくのです。
踏み出す目の前の一歩が5センチずれていると100km先ではとんでもない差になっているのと同じことです。


塗り方についてはそのくらいにしておいて、重要なのはレベリング時間と乾燥時間です。
昔は薄塗りの方が早く乾燥し硬化も早いので耐久性が高いと思っていました。
そしてそれは確かに事実でした。
ただしそれは最初の1週間程度の話です。
1年以上持つ被膜になってくるとレベリングが非常に重要であるということがわかってきました。
目にはほとんど見えないレベルでモップの線が出てしまっていて、当社のトレールワックスモップは目が細かいのでそれが非常に見えにくくレベリングも非常に良いですが、それでも微細に表面が波打っていますから歩行の衝撃を波の頂点で受け止めるので単位あたりの荷重が大きくなってしまうのです。


大根をおろすのに角を立てておろしているような状態で、1m平方メートルあたりの荷重が大きくなりますから結果弱いのです。
1年以上維持できる被膜はこのレベリングが最低条件で、1年以上維持できるということはそれだけ利益率が上がることを指しています。
一般的なワックスモップは思いっきりモップの線が出てしまいますから非常にレベリングは悪いのです。


次回に続きます。
2024年05月09日 00:00